戦争ものの芝居の稽古中である夫が、参考資料用に借りてきたのを付き合いで観たのだが、面白すぎてびっくりした。
「男はつらいよ」シリーズをほとんど観たことがない私だが、渥美清がのちに国民的人気者になるのはもうこれは当然というか必然というか、運命だわ。と思わざるを得ない、天賦の才をまざまざと見せつけられた思いであった。
長門裕之の、飄々としながらも決してぶれない、二枚目が脇に回る際のお手本のような居ずまいも、素晴らしくイカしていた。
その他の俳優陣もみんな魅力的で、掛け合いが絶妙。その間合いにはこれっぽっちも古臭さが感じられない。
おかしくて、すこし切なくて、最後には元気が出る。どんな時代に生まれても要は生き方なんだ、などと、ひね切った私でも爽快に前向きな気持ちになれる、それが喜劇のし、真骨頂なんだな。
山下清(本物)も一瞬だけ出演。
一周忌
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今日から明日に日付が変わるか変わらないかという微妙なタイミングで、グリコが旅立ってちょうど一年。愛するペットちゃんが亡くなることを「虹の橋を渡る」とか、うさぎの場合は「お月様に帰る」とかいう言い方をするらしいが、あまりにメルヘンチックすぎて照れてしまい、どう表現したらいいかいまだに迷う。ただ、メルヘンの世界でなく...
8 年前
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