キューブリック監督の「シャイニング」は、原作者のキングにとっては不満でどうしようもなかったらしい。
俺の言いたかったのはこういうことだコノヤロー!というキングのほとばしる思いがぎっしり詰まった4時間半(TV仕様)であった。
確かに、キューブリックの映画版とは似ても似つかない。
家族の関係は「修復」作業に入った時点ですでに修復は不可能なのだろうか、と考えさせられるような、家族の痛々しい心理描写に4時間半のほとんどが費やされていたような気がする。
そしてそれを見事に覆すハッピーエンド。この「救い」が映画版との決定的な違いだ。父親が死ぬのは一緒だが、あんな変な顔して死なない。
原作の素晴らしさを垣間見るには充分な作品だったが、かといってキューブリック版の素晴らしさが色あせることも決してないのだ。
一周忌
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今日から明日に日付が変わるか変わらないかという微妙なタイミングで、グリコが旅立ってちょうど一年。愛するペットちゃんが亡くなることを「虹の橋を渡る」とか、うさぎの場合は「お月様に帰る」とかいう言い方をするらしいが、あまりにメルヘンチックすぎて照れてしまい、どう表現したらいいかいまだに迷う。ただ、メルヘンの世界でなく...
8 年前
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