2010年7月27日火曜日

CALVAIRE

「変態村」という身も蓋もない邦題にどん引きしてしばらく借りられなかったが、勇気を出して借りてみた。

これはホラーなの?という疑問を持ったが、監督がはっきり「ホラーだ」と言い切っていたし、食事のシーン、どっかで見たことあるなあと思っていたら、「悪魔のいけにえのオマージュなんだ!」とこれまたはっきり言い切っていた。狭いようで狭いホラー業界。

原題はラテン語で「ゴルゴタの丘」という意味で、主人公はキリストになぞらえられているらしい。
だからかわかんないけど、主人公は他の登場人物全員から異常な求愛をされ、抵抗はすれども決して反撃はせず、さめざめと泣きながらそれらを受け入れるのである。

映画オンチの島国日本人にはイマイチ理解しがたい内容であった。
「ホラーは嫌いだけどフランス映画は好き」という方にぜひ観ていただいて、感想をお聞きしたい。

特典映像のショートムービーがなかなかすごかった。
本編もこちらも、「変態」というより「偏愛」に近いなと思った。

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