2011年7月14日木曜日

渋谷ギャラリー・ルデコにて


芝居を観てきた。

なんでも作・演出は20代の女性らしい。
アラフォー女子の描く世界観にどっぷり2か月浸かった直後の観劇だったので、目がチカチカした。

生活能力・宣伝能力ともにほぼゼロだがとてもいい芝居をする俳優さんが客演をするということで観に行ったのだ。

終演後、彼の所属劇団の主宰は観に来たのかと聞くと

「これからです。憂鬱です」

「今まで客演先の芝居を全然ほめられたことがないんです。憂鬱です」

「芝居がつまんないと、平気で最前列で足を揉みだしたりするんで辛いんです」

「いっそのこと用事でもできてキャンセルしてくれればいいのにと思います」

と言いながら、乾いた笑顔を浮かべていた。


とはいえ、芝居作りは肉食なくせに人間関係は至って草食な彼にとって、帰る場所があることは必要不可欠で、そのことは本人が誰よりよくわかっているのだと思う。

ちょっと、うらやましいなと思う、今日この頃である。


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